大腸ポリープ

ポリープを平たく言うなら「イボ」です
しかし私達の顔にできる「イボ」は放置してもガンにはなりません
この点で大腸ポリープはただの「イボ」と決定的に違います。大腸がんの源であるという点がポリープの最も重要な点です。

全てのポリープを切除すべきか?

大腸ポリープは大腸癌の数倍多くみつかりますが、すべての大腸ポリープが必ず大腸癌になる訳ではありません。表面の模様(pit patternといいます )を見ることでである程度まで、切除すべきポリープ(癌化する可能性のあるポリープ)と、 切除すべきでないポリープ(癌化する可能性のほとんど無いポリープ)の区別がつきます。 大腸内視鏡の専門家はこの区別をした上で必要なポリープの切除をおこなっています。

腺腫(切除すべきポリープ)
拡大内視鏡で観察すると、まわりの正常部と比べて、表面の血管が少しみだれており、それぞれの模様が大きくなっています。


腺癌
腺腫より、血管のみだれが強くなっています。


過形成ポリープ(切除の必要のないポリープ)
表面の血管の模様が整っています。